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2011年06月05日

人類の未来(0): Y染色体の挑戦



人類の未来: 他の記事

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» 人類の未来(3): 私たちは「言葉」である
» 人類の未来(4): 私たちは存在していない
» 人類の未来(5): 神話が教えてくれる「女性」






創造神ヌーワの記事を書いて以来、私はヌーワに惚れ込んでいて、男女を作り、音楽を人類に与えた彼女に恋焦がれています。

男女を作ったというフレーズは、実際には、「染色体とその遺伝子情報を作った」ということと同義なわけですが、この染色体の「差」については以前からいろいろと思うところはありました。謎に思っていたと言ってもいいかもしれません。


そんなこともあり、最近は染色体関係のサイトなどを眺めたりしていたのですが、今日、吉祥寺を散歩している中で、最近のことなどを思い出している時に「ふと」あることを思い、「」と声を出してしまいました。


以前、地球の成り立ち(0)という記事で、「宇宙は生命(有機物)だけを生産している」という考えに至った時にも、そう思ったキッカケはささいなことで、しかも、その全容に思い至ったのもほんの一瞬でした。今回も一瞬で上記の人類の未来についての思いに至りました。

「人類の未来」は、あるいは「未来の人類」という言い方でもいいと思います。このことを先ほど吉祥寺でふと思って走って帰ってきてこれを書いています。


上の地球の成り立ちの記事でも最初に結論を書きましたので、今回もそうします。

まず、時期はわからないですが、将来的に、人類は「新しい人類」に進化(あるいは変異)します。

そして、


・それは男性に起きる


ということ。

そして、


・その時には人類から生殖行為、つまりセックスが消えている


この2点です。

これらの根拠は実はすべて、これまでのクレアと In Deep 内の記事にあるもので、それらがすべてこの結論に結びついたものです。それらのリンクと内容もすべて示していくつもりです。

今後しばらくは(日記を交えつつも)この「人類の未来」について書いていくことになると思います。

長くなるかもしれません。

あるいは、地球の成り立ちの時のように途中でヤメるかもしれません。
それはわかりません。

その「人類の進化(あるいは変異)」の時期について「わからない」というのは、その「新しい人類」が生まれるキッカケとなるのが、「男性の持つY染色体の遺伝子」の数が元来の数の 1000分の1以下になった時だと推測されるからです。

これは「生命の存在原理はすべて同じ」だということが前提となっていますが、過去のクレアの記事の内容を思い出したものです。



Y染色体の急激な減少と大腸菌の実験との比較

Y染色体というのは、Wikipedia から載せますと、


「哺乳類および被子植物では、Y染色体を持つ個体は雄へと分化する」


とあります。
つまり、Y染色体を持つものはオスになります。

この Y染色体についても、クレアや、あるいは In Deep の「生物学的にはすでに消滅が「確定」している男性の染色体 」という記事でふれていますように、ヒトのY染色体はX染色体に比べて遺伝子の密度が非常に低い、つまり「男性の染色体の遺伝子の数は、女性のものより極端に少ない」のです。

現在でもY染色体の急激な減少は続いていて、 2009年にオーストラリアの学者が、

「3億年前にはY染色体上には約1400個の遺伝子があったのですが、現在ではたったの45個。この勢いだと500万年ほどでY染色体上の遺伝子は無くなってしまうでしょう」

と発表しています。
この「500万年」という説には「数年以内に」という説もあるわけで、Y染色体が消滅する日がいつかは予測されていません。

オスがこの世に存在するためにはY染色体を持たなければならず、Y染色体がこの世から消滅すると、「現在の男性は消滅」します。こればかりはどうにもなりません。

しかし、この話には先があります。


昨日、Wikipedia の染色体のページを読んでいる時、その中にある一文を読んでいて涙が出てきてしばらく止まりませんでした。

それはこの下りです。




なお、男性の持つY染色体はかつて、その大きさや遺伝子の位置などがX染色体と異なることから、減数分裂時の遺伝子の組み換えを起こさない、変異しづらい不活性なものとされてきた。しかし最近では、Y染色体においてもX染色体との交叉による乗り換えが起こっていると考えられている。またY染色体内で、自身の遺伝子の位置が入れ替わっていることが明らかになるなど、実際にはY染色体の変異は比較的頻繁に起きていることがわかっている。





この

 > Y染色体の変異は比較的頻繁に起きていることがわかっている


の下りを読んだ後にはしばらく呆然としていました。

「・・・・・・」


この「変異は比較的頻繁に起きている」のに、現実に「数は減り続けている」という驚異的な事実。

つまり、Y染色体は無能だから減っているのではなく、変異の中でさえ減っている。つまり、「あえて減っている」と。



私はしばし泣きながらも、Y染色体の存在の意味がわかったのです。

そして、この事実はY 染色体が何に向かおうとしているのかを示唆しています。

向かっているのは人類の進化(あるいは変異)です。


その示唆がどこにあるかというと、フレッド・ホイル博士が大腸菌に対して行った「紫外線の耐性実験」にあります。
1年くらい前の記事からの抜粋です。

人類の進化の可能性:大腸菌が獲得する「不死」に見る生き物の本性 (2010年05月06日)

その実験は「大腸菌への致死量となる紫外線の放射」です。
それはこうなりました。



実験内容:大腸菌群に「個体数の半数が死滅する量」の紫外線を放射する。

途中経過:半数ずつ次々と死んでいき、原子核の崩壊のように次々と固体は減っていく。たとえば、1万から5000に、5000から2500に、と、あっという間に個体数は激減していく。

ある変化:ところが、個体数が「約1000分の1」になった頃、変化が現れる。個体数が「約1000分の1」になった頃、残った固体全体が何と「死ななくなる」。




ここにあるように、

 > 個体数が「約1000分の1」になった頃、残った固体全体が「死ななくなる」

のです。

これは実験を何回繰り返しても、数も率も同じだったそうです。
上記の記事で私は続けてこう書いています。

「死ななくなる」というのは言い方が間違っていますが、要するにその時点で「新しいDNAの修復機能を獲得するようだ」ということのようです。これは何度繰り返しても同じらしく、大腸菌は「個体数が約1000分の1になると、突如、それまでの死の原因に対しての耐性がつく」らしいです。

つまり、

・ある時点で死ぬことをやめる機能

という感じなんです。

生き物の仕組みのこの壮絶さ。

まるで機械のプログラムのような仕組みが少なくとも大腸菌にはある。
「何度やっても」ということは全部の固体にある。全部にあるということは遺伝子、あるいはDNA(あるいはそれに類したもの)レベルの問題であるように思われるわけです。



そして、上の記事では結論のようなこととして、


すべての生き物にはこの「1000分の1の個体数の減少で死ななくなるプログラム」が均等に植え付けられているのではないか。



とあります。

現在のX染色体とY染色体上のそれぞれの遺伝子の数に関しては、最新というわけではないでしょうが、京都大学大学院 生命科学研究科 生命文化学研究室のデータでは、このようになっているようです。

x-g.png

y-g.png


X染色体が 1141個
Y染色体が 255個

これは資料によりかなりバラツキがあって、Wikipedia では、


xy.png

X染色体が 1098個
Y染色体が 78個

です。

いずれにしても、仮に、人類誕生の時に、X染色体もY染色体もそこにある遺伝子の数が同じだったとした場合は、まあ、大体 1000以上あったと考えられます。オーストラリア国立大学のジェニファー・グレイヴス教授は、「3億年前にはY染色体上には約1400個の遺伝子があった」と言っています。

では、この数を信じて、最初は「1400」だったとします。

そこから大腸菌の紫外線照射実験で、「突然変異が起きて死ななくなる」率である 1000分の1を重ね合わせますと、


Y染色体の遺伝子が1個になった時に、Y染色体の中の遺伝子は死ななくなる



と思われます。

ヒトなどのX染色体にはこの現象はあまり起きません。
いろいろと理由はあるようですが、こちらにある、


X染色体は、雌においてはホモ型となり、相同染色体の間での組換えを起こすことができるため、突然変異などの影響を比較的に受けにくく、遺伝情報を維持しやすい。



ということのようです。

ここにある「ホモ型」というのは、AA、aa のように同じ対立遺伝子からなる状態のことで、つまり、XXとなっているので、互いに補修できるという性質もあるようです。


女性の存在が永遠である」という理由はここにあります(つまり、実際に女性の染色体は永遠だということ)。


しかし、男性のY染色体は「互いに補修する相手」を持ちません。なので、私なども「ひたすら滅びていく」と考えていたのです。何しろ、実際にものすごいスピードでY染色体の遺伝子数は減っていっています。


しかし上に書いたように「実際にはY染色体の変異は比較的頻繁に起きている」とある。

では、なぜ、 Y染色体はその変異によって、遺伝子の数を維持して生き残ろうとしないのか。


私はかつてクレアで、「すべての生命は同じ生命原理にあるのでは(細胞や DNA などの作りという意味で)」というようなことを書いていて、微生物や植物の生命といったものに興味を持っていました。その中で知った「大腸菌は数が1000分の1になると死ななくなる」ということ。

そして、染色体の遺伝子の数が最初が「1000ちょっと」だったかもしれないという事実。

この「1000ちょっと」というのは、1000分の1を適用すると、「2ではいけない、1以下でもない」という数になり、すなわち、固体として当てはめると、「ひとつ」となります。

なので、Y染色体の遺伝子は「ひとりになるまで挑戦している」のだと理解しました。
他がすべて死ぬまで。


その時、Y染色体そのものが進化、あるいは変異して、「新しい染色体」となる。


これが意味するところは新しい人類の誕生です。

それが必ずしも「良いほうへの変異」かどうかは本来はわからないわけですが、ただ、そこが冒頭の「私は創造神ヌーワに恋焦がれている」という部分に繋がります。好きな人が作ったものが、ダメなことをするわけはないと。


上の「結論」の2番目に書いた「その時に人類は生殖行為をしなくなる」というのは、その延長戦上にある話ではありますが、それはそれとしての項目として書きたいと思います。



そして、それがどんな世界なのかはわからない

これが起きるのがいつかはわかりませんが、その時には、さらに、女性は今より美しくなっていると思われます。

これは情緒的な意味で書いているのではなく、昨日 In Deep で紹介した「ストロンチウム同位元素分析が示した古代の猿人たちの「大陸横断」の真実」を訳している時に気付いたことでした。

その記事に、「男女の外見的な差が初めて人類にできた時代」が、化石から確定していることが書かれています。それはアウストラロピテクスという古代の猿人で、200万から300万年前に地球で暮らしていたものです。

つまり、性的二形は「この時に生まれた進化」だったと言えます。

進化ということは、ある意味で必要だったということもあるし、あるいは進化は後退しないかぎりは進化を続けるのが生命の基本原則だと思います。

なので、「男女の外見的な差(性的二形)は進化する」のは生命の基本原則と照らし合わせると、将来的に今よりさらに、女性が美しい外見となっていくことは、ほぼ間違いないと思います。この変化は、この200万年の人類のルックスの変化を見てもY染色体に起きると考えられる突然の変化ではなく、穏やかななものだと思います。


しかし・・・・・どんな世の中になるんだ?・・・・・とは思いますね。

どのようになるのかはわからないですが、進化(あるいは変異)した男性、生殖の必要のない人類。そして、今よりさらに美しくなっている女性・・・・・。うーむ、想像できない。


次に重要なのは、「生殖行為がなくとも絶滅せずに人類が存続していくには何が必要か」ということを考えることだと思います。

まずは、「生殖により子孫を増やす生き物(今の人類はこちら)」と「生殖なくして子孫を増やす生き物(実数としてはこちらが圧倒的に多い気がします)」それぞれの染色体の構造に迫る必要があります。


テーマが基本的に染色体の化学(ばけがく)的変質についてのことなので、私にはかなりハードルが高く、そんなに頻繁には更新できないかもしれません。



このことがわかったキッカケ

今日、この「人類の未来」を思いついた時は、本当に嬉しかったんですね。それは、最近、なんだか男性でいることがつまらないような感覚を持っていたこともあるのかもしれないですが、それよりも、「無駄に死んでいるだけのように見えていた Y染色体はひたすら人類の進化のために何億年も働き続けていた」ということがわかったからです。

「無駄なものなんてないんだ」。

そのことをあらためて知り、吉祥寺で涙を流して歩いていたのですが(傍目に見れば陽気でアタマがやられた人)、今回のことを思ったキッカケを作ってくれたのは、先日まで何度かここに書いた「吉祥寺のクリスチーネF」と関係あるのですが、残念ながら、吉祥寺のクリスチーネF本人ではなく、「彼女の店でヘルプでついた女の子と話していた時」でした。

その子は、昔の彼氏の浮気の話をしていて、それで、そのうち、私からの話は、

「女の子から見て、男のどんな浮気がイヤか?」

というような話になりました。

まあ、それは具体的には非常に長くなるので書かないですが、彼女が「あ、そういう浮気されるとイヤだ」と言った事例があって、その話をしている時に、ふと、脳裏に、こちらのページにある、このようなことを思い出したのです。


染色体の基本構成要素はDNAとヒストンである。一本の染色体には一本のDNAが含まれている。



そして、「あ・・・ヒストンと同じか・・・」と、彼女の浮気の話の中から気付いたのです(もちろん、こんな狂った理論展開をそこで口には出さないですが)。

ヒストンとは、

ヒストンは、真核生物のクロマチン(染色体)を構成するタンパク質の一群。非常に長い分子である DNA を核内に収納する役割を担う。ヒストンはDNAに結合するタンパク質の大部分を占め、ヒストンとDNAの分子量比はほぼ1:1である。ヒストンとDNAの相互作用は遺伝子発現の最初の段階である転写に大きな影響を及ぼす。


というものらしく、ここに、

 > ヒストンとDNAの分子量比はほぼ1:1である。

という部分があります。

光と影という言葉や、あるいは陰と陽という言葉がありますが、染色体というのは、この「バランス」の権化みたいなもので、上の「ほぼ1:1である」という分布となっているものがいろいろとあります。

そういうことの中で、「ほぼ1:1」という生命の原則が頭に思い浮かぶと共に、いろいろな現実の生活でのシチュエーションを思ったりしました。

そのヘルプの彼女の場合は、元カレの浮気だったりしたわけですが、「他にもいろいろと考えるところはあるよなあ」と。

そして、今日、吉祥寺で道を歩いている時に、その時のことを思い出して、また「やっぱり吉祥寺のクリスチーネFと会いたいなあ」などと考えていた時に、瞬間的に上に書いた「人類の未来」についての全容がパーッと頭の中に広がったのでした。



とりあえず、昨年書いたクレアの記事をもう一度読み返してみようと思います。

なぜなら、昨年のクレアの記事は多くが「夢の中でいろんな人に教えてもらったこと」を書いていたので、自分の知識の部分が少なく、多分、多くを忘れているからです。最近はそういう夢はまったく見なくなりましたが、あの頃はずいぶんと夢で示唆や指示をされていました。大体は知らないジイサンかバアサンでしたが。


そういうわけで、次の更新がいつになるかわからないですが、書けそうなときに続きを書いてみます。 In Deep は普通に更新します。 In Deep のほうも最近、いい英語の記事と多く出会えているので、それはそれで嬉しいです。

なお、現在はコメント欄も使っていないですし、メールアドレスの記載もやめていますが、多分、理論的な人との対話も無理っぽいですし、いろいろなことを考えられないような感じになりそうなので、このシリーズが終わるまではそのままになってしまうと思います。よろしくお願いします。


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posted by noffy at 17:12 | 人類の未来