2011年06月01日

中国の天地創造神話 - 女カ(Nuwa)

前資料記事: 資料・中国の天地創造神話 - 盤古

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突如うつ的になっちゃったので翻訳メインで

うつ気質を持つ人は、大体、「上がるところまで上がると、そのあたりで突然下がる」というのを繰り返します。まあ、最近の自分のハシャギぶりを見ていても、そろそろ頂点近くかもなあとは思っていたのですが、昨晩あたり、唐突にアップ気配も終了して、死にたい気分満開(苦笑)。

前にも書いたことがあるような気もしますが、「うつ的」(うつ病ではなく)というのは基本的に「生きている理由がわからない」という状態になることなので、悲しいわけではないのですね。だから、先日の「右脳を通しての宇宙への感情のフィードバック」というよう記事で書いたようなことも通じないし・・・というか、「悲しみを消すことに何の意味があるの?」という感じになってしまって、そういう試みも放棄する傾向にあります。

もともと、二十数年前にパニック障害になったのが桜の季節で、その後、もっともひどくなったのが今の季節だったのです。なので、昔から「雨の音を聞きながら布団の中で死にたくなっている」というのは慣れていて、自分自身では悲劇性は全然感じないです。年中行事です。生きてるのがつまらない以外はふだんと同じです。

抵抗しなければそのうち良くなると思います。


というわけで、日記は少しお休みして、先日の中国古代神話「盤古」の記事の続編がエポックタイムスに出ていましたので訳します。

今回は人類を創造したとされる女性の姿をした「女カ」の記事でした。日本語ではそのまま「じょか」と読むようですが、他の言語では Nu Wa とか Nuwa ですので、「ヌーワ」、あるいは「ニューワ」というような感じのようです。

女カという人はネットを見ると、その「形」はいろいろのようで、

こんな素敵な女カ像(カルチュラル・チャイナより)

nuwa-b.jpg


がある一方で、こんなろくろ首みたいな女カ像(Weird Wonderful World Newsより)

nu-wa-2.jpg


もあったりして、いろいろのようです。
エポックタイムスでは、わりときれいめな人間タイプの女カ像のイラストでした。

ここから翻訳です。


ちなみに、記事を読むと、この女カは「人々に楽器と音楽を与えた」人でもあるようです。

人類やら宇宙やらが創造されたことよりも、こちらの音楽神としての役割のほうが個人的には大きいです。人類が創造されても、音楽がなかったら、人類の存在にはそれほど意味はなかったでしょうし(これは絶対)。

やっぱり女性の神様のほうがやることが数段上だわ。




Nu Wa, Creator of Humans
The Epoch Times 2011.05.30

人類を創造した女カ


nu-wa.jpg


中国の神話と伝説で最も有名なもののひとつが、人類を創造したとされる「女カ」だ。中国の神話では、すべての中国人が彼女の子孫だということになっている。

女カが最初に作った人類は、土をこねて作った操り人形のようなものだった。それは生命を持たず、また、意志も感情も持たなかった。

女カはそれらの粘土人間に満足していなかった。

女カはその人形たちに息を吹き込み、彼らに魂を与えた。これにより、人形たちは生命を持つ人間となった。

しかし、これらの人間には外部の変化に耐えることができる知恵と能力が欠如していた。彼らは感情を抑制することができず、環境の変化に対処する方法の理解を持たなかった。

また、彼らには論理というものや、あるいはきちんとした思考方式がなく、また、すぐに死んでしまう傾向があった。

人々は団体の単位ですぐに死んでしまい、その度に女カは別の人々の団体を作らなければならなかった。その仕事は退屈で、しかも、絶え間なく続けなければならなかった。


そこで、女カは人間にさらに知恵を与え、そして、彼らのために楽器を作製した。歌と音楽と、そして踊りが人類の間に浸透していった。

それ以来、人類は歌って踊ることで感情を表現できるようになり、人類に感情が発達していった。


人類が次々と死んで滅びていく問題に対処するために、女カは、「男性」と「女性」というそれぞれの生命を作り、そして、その男性と女性が結婚をして世代を残していくという方法を樹立して、死にやすい人類の絶滅の問題を解決した。

人類は徐々に自己を律することや、環境の予想外の変化への対応の方法を学んでいった。

そして、人間に歴史と文化が確立されていき、人類は成長していった。






(訳者注) 男性と女性が造られた理由はシンプルというか、実利的なものだったんですね・・・。

その流れだと、将来的に確定している男性染色体の滅亡(=男性の世界からの消滅。これにつしては In Deep のこちらの記事参照)は、大きな問題になるかもしれないですね。

その時はまた女カがなんかしてくれるのかなあ。

ああでも、盤古は地球になっちゃって今はもういないんだし、女カもすでにいないのかも。


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posted by noffy at 10:41 | 地球の歴史