西荻窪のアミン氏
西友で買い物をしていまして、ホッピーを買おうとお酒のコーナーのところに行くと、仲の良さそうな男女が立っていました。その振る舞い・・・つまり、女性が男性の腕にもたれかかり「うふふ」と幸せそうな顔で笑っているところを見ると、恋人同士なのだと思います。
私の歩いていく方向からは最初、その女性の顔と姿だけが見えていました。
鈴木杏樹さんという女優さんがいたと思いますが、その人と似た感じのきれいな人でした。男性のほうは顔はわからないですが、体格の大きな人です。
ちょうどふたりはホッピーのコーナーにおり、私がその男性の横から回って、ホッピーをとろうとした時に男性の顔や姿が目に入りました。
「・・・これは」

この写真は、昔、ウガンダにアミン大統領という人がいて、その人です。アミン大統領は純粋なアフリカ系の人ですので真っ黒の肌で、今日の彼の肌の色のことではなく、顔の作りそのものがその彼はこの人と酷似していました。アミン大統領はいろいろなことがあった人ですが、今回はルックスの話ですので、アミン大統領がどんな人だったかはどうでもいいです。
「アミンかよ・・・」
と、私は思い、横目でさらにふたりを見ます。
やはり女性のほうは、鈴木杏樹さん系の小柄なかわいい女性です。
彼女は、アミン大統領の腕に寄り添い、「ねえ、今度の日曜、○○に行こうよお。あたし案内できるし♪」とか言っています。顔は満面の笑顔で幸せそうです。
大統領のほうはそれほど嬉しそうでもなく、「あー、でも面倒だなあ」とか言っているのです。
この光景を見て、私は久しぶりに腹が立ちました(笑)。
1988年の米国映画に「ダイハード」というのがありますが、その中で、テロリストに占領されたビルの見回りにきた市警が、何も見つけられずに帰ろうとしている姿を見て、主人公のブルース・ウィリスが、「Are you Stevie Wonder ? (あいつはスティービー・ワンダーか?)」と呟くシーンがあります。
「お前には何も見えないのか?」という意味で使っているわけですが、この言葉をこのアミン大統領の彼女に言ってあげたかったです。
「お嬢さん、あんたには何も見えてないのか? よく見るんだ。自分がデートに誘っているこの男の顔を!」
とはいえ、現実にその女性は、この男性の「顔を見つめて」幸せそうに話をしています。私はもう一度、男性を見てみると、アミン大統領と似ていつつも、そこに多少、三波伸介の感じがある。

▲ 三波伸介さん。私たちの年代は「笑点」と「満点パパ」で覚えています。
問題はさらに根深い感じがします。
「神よ・・・」
と私は呟きますが、しかし、5月7日に書いた In Deep の「宇宙塵自身が生命であることに言及した 100年前のノーベル賞学者の実験」という記事(どうしてそのタイトルの記事にそんなことを書いてるんだよ)にあるように、相変わらず、この西荻窪の街のアベックの男性のほうは、「せいぜい埴輪か土偶が服を着て歩いているくらいにしか見えない」ということが続いています。
今日のアミン大統領はそのうちの「土偶の王者」ということになりそうです。

▲ 縄文時代の土偶。今日の彼はこれを太らせた程度。他には比喩できないです。この腕に美女がもたれかかっていると考えていただければOKです。
さて、この話はここまで(それでも長いわ)。
シンチレーションの勉強をしたいですが
昨日書いた記事に出てきた「幽霊の構成物質」に関してですけど、調べていると「シンチレーション」というような言葉に行き当たります。
聞いたことのない言葉ですが、コトバンクによりますと、
1 星のまたたき。
2 放射線が蛍光物質に衝突したとき、短時間発光する現象。また、その光。
3 受信電波の強さが、平均値の前後で不規則に変動すること。
とのこと。
2つめの「放射線が蛍光物質に衝突したとき、短時間発光する現象」というのが、シャッタースピードによって「再現される」、「再現されない」という概念と近い感じを受けないでもないです。
また、こちらのページでは、
荷電粒子がある種の結晶に入射した際、閃光や蛍光を発する物質をシンチレータと言い、この光を光電子増倍管で何倍にも増幅して電気信号に変換するのがシンチレーション検出器です。
とあります。
「荷電粒子がある種の結晶に入射した際、閃光や蛍光を発する物質」
ここでの、「荷電粒子」、「ある種の結晶」・・・。
うーん、このあたりとの関係を感じるけど、私が最も苦手なジャンルだ・・・。
私は減衰期と書いていますが、これは半減期という言葉でも良さそうな感じで、最近は放射能の話題が多いと思いますので、よく出てきているのではないでしょうか。こちらのページの説明より。ちょっと長いですが、全文の抜粋です。
半減期
放射性物質は、様々な放射線を出して他の物質に変化していきますが、ある一定量の物質をとって考えると、それが滅る割合は初めほど多く、時が経つにしたがって緩やかになって行き、いわゆる指数曲練を描くことになります。
しかし同じ曲線で表わせるといっても、その滅り方の激しさは核種によって異なっていて、一定量の放射性原子核が初めの数のちょうど半分になるまでに要する時間でその程度を示すことができます。
この時間を半滅期と言い、500万分の一秒というような短いものから、1千兆年の200倍という天文学的数字の長寿命のものまで核種によって様々です。放射性物質の減り方を時間に対して示す曲線を減衰曲線と言います。
半減期一定の放射性物質の減衰曲線はすべて同一であり、成分の分からない徴景の放射性物質の混合物があるとき、その放射能を時間に対して測定すると、既知の減衰曲線と比較して、成分物質の種類を正確に分析することができます。
なぜ、こんなことにこだわっているかというと、幽霊はひとつの例ですが、この世の中にあるもののうち、「謎の部分とそうでもない部分」をハッキリ区別したいという気持ちが最近強いのです。
宇宙に関しても、かつてのクレアから In Deep で辿ってきた、「生命は宇宙からばらまかれ拡散している」ということは、もはや(個人的には)謎ではないけれど、では、「誰が? どこから? そもそもどうしてそんなことを?」というのはすべて謎なわけで、今後もわかるはずもないことです。
このように、
・わかりそうなこと
と
・いつまでもわからないかもしれないこと
を、わけてみたいのかもしれません。
たとえば、「必ず異性にモテる方法」というのは絶対にわからないし、今後もわかる可能性はないと思います。一方、これはあくまで例えですが、「松果体で光を見る方法」というのは、永遠の謎という感じがしない。
なので、こちらは、今はわからなくても「わかりそうなこと」ということで、つまり、そういう区分のことです。
実際は私たちの多くは科学者でも研究家でもないわけで、わからなくても全然問題ないのですが、ただ、「何もかもミステリーという」ままでは、何だかいつまで経っても、コワイことや要らない不安が増すということもありそうですし。
魔女狩りでたくさん人が死んだ時代とか、不安な予言に綾取られている時代とか、いろいろとありますが、「これは謎ではない」と科学でわかる部分だけでもわかれば回避できる部分はあるようにも思うのです。
そうすれば、不安はかなり消えるのではないかと思ったりしたりします。