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2010年05月09日

地球の成り立ち(0):宇宙はすべて生き物からできている


昨日の記事のコメントに、 Ku_uu さんがリンクを貼ってくれていました。日経サイエンスの2010年6月号に載るものであるらしい記事で、

生物が作った多様性 鉱物進化論

というものです。
カーネギー研究所地球物理学研究所のヘイゼン博士という人の文章のようです。
ヘイゼン博士は出だしで平然とこう書いています。

現在,地球上にある鉱物は,わかっているだけで4400種類。こんなに種類が多いのは地球だけで,太陽系のほかの惑星ではずっと少ない。一体なぜだろうか。実は鉱物の半数以上は,地球に生物がいたために誕生したのだという。


まあ、何となく無難な文章です。

読んだ時は「へえ」と普通に読んでいたのですが、ちょっと前に寝ようとしていたら、また夢うつつの状態で、このことが思い浮かび、同時に、

「あ!」

と、夢の中で叫んでしまいました。

ものすごいことに気づいてしまったのです。ものすごいことでもないのかもしれないですが、わりと気になっていたことが一気に解明してしまった感じなのです。それは、今回、「地球の成り立ち(0)」とタイトルをつけてみたのですが、つまり、地球を飛び越えて、「宇宙が何からできているのか」ということがわかっちゃったんです(苦笑)。

ヘイゼン博士の上の文章からわかったということではなく、今まで胸の内でつかえていたことが、この文章をキッカケで最後まで展開してしまったという感じかもしれません。

というわけで緊急特集であります。

長くなりそうですので、最初に結論を書いておきますね。「そんなのくだらねー」と思ったら、読み進める必要はないです。どうしてかというと、「そんなのどうでもいいことだから」です。地球や太陽系がどうやってできようが、その組成が何であろうが、今の生活はあくまで今の生活なわけで、関係ないことではあります。

さて、結論:

宇宙が自ら作り出しているものはすべて生物やアミノ酸を含む有機物で、宇宙は生物以外は生産していない。宇宙に漂うすべての塵そのものやその集合体から作り出される恒星システム、銀河のシステムもすべて生物からできている。現在無機物と呼ばれるのはその副産物であり、もともとは生き物。また、地球を始めとする惑星そのものはすべて「生き物と生き物の亡骸の固まり」でできている。

ということです。
うまく繋がりのある文章を書けるかどうかわからないですが、このことを書いてみます。


ハレー彗星の成分と一致した地球の「あるもの」

1986年に英国のカーディフ大学でチャンドラ・ウィクラマシンゲ教授たちのチームが、シドニーのアングロ・オーストラリアン天文台にあるアングロ・オーストラリアン望遠鏡で観測した、「ハレー彗星の赤外線吸収スペクトル」というものを示した貴重な観測結果のいくつかのグラフがあります。「スペクトル」というのは「分布図」くらいに思っていただければいいと思います。

銀河からは地球に向かって常に赤外線が放射し続けているそうで、このことによって、「様々な宇宙の物質の赤外線の吸収スペクトル」というものを観測できることができます。これはつまり、「赤外線がその物体を通過する際のいろいろ」を調べることで、その物質がどんな性質を持っているかを調べられるということです。

そして、宇宙の物質の赤外吸収率を観測した後に、地球上の実験施設で、同じような強度の赤外線を様々な物質に照らして、その吸収スペクトルを調べることで、その宇宙の物質が「地球でいえばどんな物質と似ているか」ということがわかるということになるようです。

そして、チャンドラ博士は1986年のハレー彗星の観測で、「地球上のある物質のスペクトルがハレー彗星のスペクトルと一致する」ことを発見したのです。下の表がそれです。

モノクロですのでわかりにくいですが、点の部分が、ハレー彗星のスペクトル。曲線で描かれている部分が「地球上のある物質」のスペクトルです。

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このハレー彗星と同じ曲線を示した地球上の物質が何かというと、これが何と「大腸菌」なんです。これは簡単にいうと、「ハレー彗星は細菌(微生物)の固まりかもしれない」という可能性を示したグラフということになります。

英国カーディフ大学において、この後、「大腸菌の宇宙環境シミュレーション下での適応実験」が執拗に繰り返されるのは、この時のハレー彗星と大腸菌とのスペクトルの一致によります。こういう懸念というか疑念というか希望というか、そういう空気がカーディフ大学の天文学チームや宇宙生物学チームの間に広がったのは、1986年のチャンドラ・ウィクラマシンゲ教授の上記のハレー彗星の観測によるところが大きいです。

チャンドラ博士のことは、このブログでは、2月の普遍的人類は生命体として全宇宙を満たしているのかもしれないという記事で取り上げていて、私はその時に、つまりつい最近知った人ですが、調べると、チャンドラ教授の数々の実験結果は、同じカーディフ大学での恩師に当たるフレッド・ホイル博士の「宇宙に生命は広がっている」というバンスペルミア説を完全に支持するものばかりで、相当に大きな影響をもつ科学的な実験結果をたくさん挙げている人です。

嬉しいのは、「チャンドラ教授はまだ生きている現役の学者だ」という点です。彼が生きている間に、これらの様々な実験結果が科学的に再考され、「それが真実であることに異論がない」ことが証明されてほしいと思っています(それが人々の「覚醒」に繋がることだと思うので)。そういう意味でも、最近の日本の国立天文台の発表やアメリカのカーネギー研究所などヒミコの発見など、最近の過激な発見は頼もしい限りです。

さて、カーディフ大学ではその後も様々な実験と検証が繰り返されましたが、その実験の中で明らかとなる「生き物の真の姿」というものがありました。それは私もふれている「異常に強靱な微生物の生命」です。

一連の実験の中のひとつで、物学教授のシャルワン博士という人が行った実験は、ホイル博士に「生命は宇宙から地球に飛来し続けている」ということを確信させるものとなりました。それは「大腸菌の加熱実験」です。

箇条書きで書くと臨場感が乏しいので、ちょっと緊迫感を増すために、その実験の様子を小説風にまとめてみますね(苦笑)。

(ここから)




大腸菌の灼熱地獄からの生還

1986年、イギリスのカーディフ大学の生物学教授のシャルワン・アル・ムフティ博士たちの研究グループは、研究室の片隅に立ちすくんでいた。

博士たちの研究グループは、先頃、同じカーディフ大学の天文学者であった、チャンドラ・ウィクラマシンゲ博士たちが結論づけた彗星の赤外線吸収スペクトルの分析結果から導き出された、「ハレー彗星の成分が大腸菌とほぼ同じ有機物成分だ」という研究成果に驚きをあらわすと共に、ひとつの疑問も感じていた。

確かに、ウィクラマシンゲ博士のデータからは彗星からの剥離物が有機物構成であることは明かであり、そこには異論を差し挟む余地もなかったが、しかし、問題はウィクラマシンゲ博士が唱えている「その彗星が、地球に接近、または、彗星の破片が地球大気圏に突入して、その宇宙の微生物が地球にもたらされた」という論旨であった。

何が問題かというと、それは、「地球の大気圏を通過する物体が経験しなければならない摩擦熱」に関しての問題だ。

彗星の破片は時速3万6千キロ(秒速10キロ)という超高速で移動しているものであり、また、地球はそれよりも早い公転スピードを持っている。そのスピードの中で、ある物質が惑星内に着陸するとなると、その摩擦で生じる衝撃によって、その物体は分子レベルでバラバラに破壊されてしまい、生物が生き残る可能性はないからだ。これは大気のない星では言えることで、かなり好条件でも、彗星に乗った微生物が生きたまま着地するのは不可能だと思われる。

しかし、一部の大気のある惑星、たとえば地球の高層圏などでは気体の密度が低いために、侵入した破片の速度は減速される。なので、分子レベルでの破壊は一応免れるので、「形」は残る。

しかし、それでも、「熱」の問題はある。

地球大気に秒速10キロのスピードで物体が突っ込んできた場合、その摩擦熱は物体の大きさ(粒子の直径の4乗根)と比例する。その場合、物体が針の先くらいのものでも、摩擦温度は3000度に達し、ほとんどの物質は残らない。あるいは生物なら生きられるものはいないはずだ。

可能性があるとすると、それより小さなものだ。
たとえば、細菌やウイルスくらいの大きさの粒子なら、突入した際の摩擦温度は約500度となる。

摩擦で加熱される時間は約1秒間と推定される。
この「1秒間の500度の状態」を生き残ることができない限り、生物は彗星に乗って地球に侵入してくることはできない。

つまり、実験の目的は、「微生物は500度の温度で1秒間加熱された後に生還してくるのか」ということになる。博士たちは厳重に管理された研究施設で、彗星のスペクトル分析から、組成がもっとも似ていると思われる大腸菌での加熱実験を行うことにした。

(以下略)



小説仕立てはこのあたりで疲れましたので(笑)、ここまでにしますが、この流れで結果はおわかりかとも思います。この「500度の温度で1秒間加熱」の実験を、大腸菌はクリアしたのです。その後に、適度な栄養媒体に入れることで、大腸菌は再び繁殖(分裂)を開始したのでした。

たとえ1秒とはいえ、大腸菌の大きさだと、全身すべてが瞬間的に500度になると思われます。でも、彼らはほとんど全員が生きのびた。

こうして、微生物たちは難関を乗り越えて地球に降り立った(現在も)と考えられます。

最初に地球上に微生物が降り立ったのは、地球への隕石や小惑星の爆撃が収まった40億年前から38億年前頃だと思われます。地上に降り立ったあと、微生物の中にはすぐ「微生物として」活動を開始するものもあったでしょうし、また別のものは、適度な環境がその地に芽生えるまで、何万年も何億年も待ち続けたものもあったかもしれないですが、少なくとも、35億年ほど前以降の地球でしたら、大気もあっただろうし、気温も氷河期を挟んだとしてもなお生ぬるい。

地球はこの38億年前に「微生物の手に落ちた」と思われます。


とまあ、このあたりまでは今まで繰り返しふれてきた、「地球の生命の成り立ち」についてのことなのですが、今回のメインテーマは、そもそも「宇宙全域がこんな調子で成り立っている」という話で、さらにいうと、「宇宙は有機物以外は生産していない」という話となります。

そういう意味では「宇宙は生きている」というのはたとえ話ではなく、本当なのかもしれません。生と死というような概念がありますが、宇宙は「生」だけを作り出している。死は別のシステムというようなことも考えられますが、そのへんの個人的なロマンは置いといて、この問題にふれるには、次の概念をある程度解決する必要があります。
これは、実は今の化け学の根幹とも抵触する話ともいえるので、簡単には書けないことなのですが、

・無機物と有機物を区別している基準とは何か

という概念についてのことです。
ここに関しては、私はあまりにも知識がないので今後の課題とはしたいです。

いずれにしても、このあたりがうまく解決すれば、ホイル博士の持論であった「宇宙塵は有機物だと思われる」という意見は、そのまま「宇宙すべてが生物だ」という意見と繋がると思います。

宇宙塵というのは宇宙のチリのことですが、 Wikipedia には、


宇宙塵は星間物質の一種で、宇宙空間に分布する固体の微粒子のことである。化学的組成は、珪素や炭素が多く、他に鉄やマグネシウムなどの重元素も存在する。主に水素から成る星間ガスとともに、主要な星間物質である。暗黒物質の候補の一つとしても考えられている。



とあります。

珪素、炭素、鉄、マグネシウム、水素などの由来の問題ともなりますが、今回の話は「これらもすべて生物由来だ」ということを前提として、次に書く太陽系や地球、あるいは銀河系などがどうできていったかということに考えを広げていくと、今回、私が書いている「宇宙はすべて生き物からできている」ということが少しご理解いただけるかと思います。


宇宙に無数にある恒星系の成り立ち

恒星系というのは、私たちでいえば、太陽系のことです。

太陽系が出来るまで

という太陽系の成り立ちがわかりやすく図で説明されているサイトがありましたので、ご紹介します。クリックで拡大します、

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大きい図ですので、図を分解して、説明を文字でおこしました。現物には、1とか2の数字はないですが、便宜上つけさせていただいています。




1.

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宇宙には超新星爆発の残骸などから成る「分子雲」というガスと塵でできた雲が漂っています。これが進化を遂げて太陽系になるのです。分子雲の中の特に密度の高いところは「分子雲コア」と呼ばれます。


2.

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何かの拍子にこの分子雲コアの密度がさらに上がると分子雲は収縮を始めます。収縮した分子雲コアの中には後の太陽系になる「原始太陽系星雲」と呼ばれる塵とガスから成るディスクが形成されます。


3.

suns-3.jpg

ディスク周りを覆う球状の雲は「エンベロープ」と呼ばれ、これらはいったんディスクに落ち、そこからさらに中心に出来つつある原始太陽に落下します。


4.

sun4.jpg

原始太陽系星雲の断面を横から見るとこんな形をしています。最初は塵とガスが均等に混ざっているのですが、やがて塵がくっついて成長を始め、惑星の元となる「微惑星」が形成されます。しかしこのときにガスから成る星雲はまだあったのかなど、この過程は謎だらけです。


5.

sun5.jpg

微惑星同士は衝突、合体を繰り返しやがて現在の惑星の大きさまで成長します。大きな微惑星の中には短寿命放射性元素の崩壊の時に発生する熱などによって、内部がいったんどろどろに溶けている物もあります。


6.

sun6.jpg

そして現在の太陽系です。このように惑星進化の過程にはたくさんの謎が残っています。



となっていました。
これらの過程が真実であるかどうかはまた別問題として、文中に出てくる、塵、雲、ガスなどが「全部生物」だと考えていただくことが、今回の私の書きたかった論旨ということになります。

そして、この文章の最後にある「このように惑星進化の過程にはたくさんの謎が残っています。」の部分は、実際の過程の詳細はともかくとして、「惑星進化の過程は微生物がコントロールしている」ということになると思っています。

そして、地球などの惑星もこういう恒星ができるコントロールの直接の支配下にあるわけで、地球そのものも微生物のコントロールで成り立ったとは思うのですが、その「地球そのものは何からできているか」というと、やはり塵や雲やガスなどの微生物の「亡骸」、死体ですね。

それが固まっていると。
つまり、地球は生き物の死体の固まりだと考えます。

さて、今まで私が書いてきたことを照らし合わせると、ここまでは自分では比較的単純な話だと思うのですがもここからがちょっと複雑な話になります。


地球が死体の固まりなら生前の意志はどこへ?

ちょっと前の記事で、いわゆる「霊」の問題にふれたことがあります。

論旨としては、霊は光を反射しないから、人間には見えない。なので、同じ光を反射しないので人間からは見えない「暗黒物質」と霊は同じタイプのものでは、というような話でしたが、それはそれとして、そういうことを書いていたことがあったとして下さい。

そして、お釈迦様のこういう概念があるのですね。この記事のフレッド・ホイル博士の言葉から引っ張ってきたものですが、

この対話から、ブッダが生命と意識(彼はすべての生命に意識があると考えていた)を宇宙的表現 -- 宇宙の構造に全体として結びついていて別々にできないものと捉えていたことは充分に明らかである。


という部分の「彼はすべての生命に意識があると考えていた」の部分。

「すべての生命」ということは文字通り「すべて」だと思うのですね。
大腸菌なんかも、あるいはウイルスとかも。

とすると、上に出て来た宇宙塵や星雲、星間ガスといった「生物かあるいは生物由来のものたち」にも、すべてには「意識がある」と、少なくともお釈迦様は考えていたらしい。

それで、「霊は何か」とか私にはわからないんで、霊の正体はともかく、幽霊話なんか聞いていても、幽霊には意志があるように見えますよね。さて、人間の霊に意志があるなら、「あらゆる生物の意志」にも霊があると考えるのまた無理ではないかもしれない。

宇宙塵や星雲、星間ガスたちの幽霊。
あるいはウイルスやバクテリアたちの幽霊。

そういうものたちの亡骸で地球ができていると考えると、地球というのはものすごく巨大な墓場であり、そこには、見えざる何兆の何兆倍の何兆乗といったような数の生き物たちの意志が漂っていると考えられるように思うのです。

それこそ暗黒物質とも関係している霊の世界。

つまり、地球というのは(宇宙というのは)、生物と生物の亡骸と生物の意志が集まってできている。

という結論に辿り着いたのでありました。

あーしかし、これは・・・。エンディング・テーマとか言って始めた「地球の成り立ち」シリーズですが、意外とゴールが早いかもしれんぞ・・・。しかし、「どうやってできたのか」はわかっても、「なぜ必要か」はまだ全然わからないですね。

つまり、本来的に宇宙なんてものは必要なものだったのか、ということがどうもまだわかりません。


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posted by noffy at 02:22 | 地球の歴史