2010年03月30日

地球の成り立ち(2) - 強靱な生命



聖書という本があります。発行元では、最近、性的虐待が話題となっていますが、聖書そのものには罪はないでしょう。

聖書のこれまでの発行部数は70億冊とも150億冊とも言われていて、正確にはよくわからないようですが、Wikipedia によると、

 > 2000年の1年間に世界中の聖書協会によって約6億3300万冊が配布・販売(国際聖書協会の発表)

とあるので、非常に多く発行されて、多くの人々に読まれているもののようです。

先日より何度かふれたりしている、フレッド・ホイル博士とチャンドラ・ウィクラマンシゲ教授の共著である「生命 ( DNA ) は宇宙を流れる」なんですが、私などは「これも年間6億冊発行すればいいのに」と、つくづく思います。
聖書とセット販売でもいいと思います。

別にこの本じゃなくてもいいのですが、要するに「聖書と科学本のセット販売」ということですね。

いろいろな宗教の聖典や教書などと、生命の誕生と進化の様々な理論を合わせ読むことは興味深いことだと思います。いろいろな宗教がありますが、それぞれ生まれる理由があって生まれているのだろうし、さまざまな教祖たちは、それなりに預言者であるかもしれず、もしかすると、宇宙の成り立ちや生命の成り立ちをわかっていたかもしれないですので、合わせ読むというのもまた面白いかとも思います。また、各地に伝わる伝承や神話もそういうことを現しているかもしれない。

ただ、私のように何の信仰もない人間もいるし、また、私を含めた多くの人は預言もできないし、過去も未来も見えません。そんな私たち「単なる現代人」が地球と宇宙の謎と歴史に挑むには、思い込みを捨てて、現時点で存在している科学やデータの検査と観測しかないようにも思います。

前述した記事では、生命の自然発祥に関する「確率」に関して、そのあまりにもあり得ない数字の中での「地球での生き物の自然発生の可能性」について書いたのですが、しかし、確かに「ゼロ」ではない。何兆分の1でも、何兆分の 0.0000000001 の可能性でも、そこにほんの僅かな可能性があるなら、「それもあったんじゃないの?」ということで済まされてしまう可能性がある。

なので、そのあたりはおいおい他の観点でも書いていくことになるのですが、そういう「生命がどこで発生したか」という問題は別にしても、生命は現実にこの地球に存在しています。

その地球の生命、特に微生物に言えるひとつの特徴に「意外と強い」ということがあります。


2年以上も宇宙で生きのびた地球のバクテリア

1969年にアポロ12号が月面着陸してその後、地球に帰ってきました。こちらのサイトに少し記述がありますが、そのアポロ12号が持ち帰ったものの中に、「2年半前の1967年に打ち上げられた月面探査機に搭載されていたテレビカメラ」がありました。

驚くべきことに、2年以上も月面に置かれていたそのカメラからバクテリアが発見されたのです。もちろん、これは地球のバクテリアです。地球でカメラに付着して1967年に月面探査機と共に月まで行ったものです。

月面は、場合によって気温はマイナス150度にまでなり、あるいは真空かもしれない環境なのだそうですが、このバクテリアはその環境の中で2年半生きて、また地球に戻ってきたのでした。

また、NASA は1961年に「バクテリアを真空にさらす」という実験を行っていて、真空にさらされたバクテリアは体中の水分をすべて失ってしまうのですが、それでも「まったく致命的な影響を受けない」ことが確認されています。

さらに、前述したフレッド・ホイル博士の研究チームは「宇宙のバクテリアが地球に侵入するとした場合、大気圏の突破に耐えられるのか」という実験を行っています。大気圏突入の際には、大型の物質でなら3000度、小さなバクテリアのような小さなものでも500度まで加熱されます。

一般の生物なら、500度に過熱されるとダメでしょうが、実験では、「バクテリアは700度の過熱に数秒間耐える」ことを確認したそうです。

これらは地球のバクテリアを使った実験ですので、地球のバクテリアでも、「真空で生きのびることができて、マイナス150度でも、プラス700度の環境下でも生き残ることができる」という、映画に出てくるモンスターさながらの強靱な生命力を持っていることがわかってきています。

地球にそのあたりにいくらでもいるバクテリアですが、この強い生命力を持つ事実は、このバクテリアが、かなり多くの環境下で生き続けられることを示唆しているようにも思います。

そこが宇宙空間であろうと何であろうと。

bak-mars.jpg

▲ ロシアの火星探査機フォボス・グルントに搭載が予定されている「ヒトの致死量の500倍の放射線を受けても生存することができる」地球上に存在する生命体の中でももっとも生存能力が高いバクテリア。「火星の環境で生きられるかどうかのテスト」だそうです。ただ、金融危機の煽りで、打ち上げは延期されています。


以前、ヤスの備忘録にあった、ミタール・タラビッチ(1829年〜1899年)の予言全訳にこういう下りがありました。


人間は他の世界(惑星)に旅行するが、そこでは生命が存在しない砂漠を発見するだけである。神よ、許したまえ。彼らは自分たちが神よりも全知全能であると信じているのです。そこでは神が創造した静けさだけがあるが、心の底では人々は神の美と力を見るのである。月や星では人々は馬車のようなものを運転する。彼らは生物を探すが、われわれに似た生物は見つかることはない。生命はそこに存在しているが、彼らはそれが生命であることを理解しないし、知ることもない。

他の星に行ったものたちは、この時代の常識的な考えとして神をまったく信じていないが、地球に戻ってきたあと、「みなさんは神の存在を疑っているだろうが、私の行ってきた世界に行ってごらんなさい。神の意志と力を見ることになる」と言うだろう。



バクテリアの存在を思うと、私はこの部分を思い出します。

宇宙の惑星の成り立ちの基本は「バクテリアによる侵略と定住」という繰り返しなのでは・・・などと考えたりもする昨今でありますが、その早計に至る前に書かなければならない前提は山ほどあるかもしれません。


・・・てか、まだ序章だな、これも。
このまま概念で終わっちゃうかも(笑)。

ところで、私、上にちょっと書いたんですが、「地球の最初の頃」を現しているような神話とか民間伝承とか、教典とかでもいいんですが、どこかいいページなどがあれば教えていただければ幸いでございます。
そのあたりのことを今だに全然知らないのですよ。


Sponsored link




posted by noffy at 11:42 | 地球の歴史