ここ2週間くらい、周囲で気管支炎のような状態の、風邪のようなそうではないような症状の人が場所を問わずに続出しています。東京も北海道も関係なしです。咳が出たり、ぜんそくのような症状の人もいます。
ヤスさんのところにも、ウクライナのインフルエンザのことがあったり、またヤスさんご本人もひどい風邪を引かれていたようですが、また、マドモアゼル愛さん(読んでいただいていたことを知り、恐縮でございます)の記事には、
「突然呼吸器疾患、それもかなりしつこいものが流行る可能性があるので、全地球的に、また日本でも気をつけたほうがいいと思う。」
とありましたが、実は、これに関して実は同じようなことを書こうとしていたのでした・・・。つまり、インフルエンザに限るわけではなく、なんかよくわからない風邪のような気管支炎のような、咳が続くような、そんな病気がこれから流行する、あるいは、すでに流行しているのではないかなあと。
もうあまりワクチンのことには触れたくないのですが、軽い風邪にしても咳が続いているにしても、その時点でそれは立派な事前疾患ですから、症状が少しでもある方は、新型も季節性も含めて、インフルエンザワクチンを打たれようとしている方は今はやめた方がよろしいと思います。
以前は「自己責任」等と書かせていただいていましたが、あまりにもワクチン接種のリスクの大きさが浮き彫りになってきています。
それと、今後の(正体がわからない)病気に対して気をつけたいのは、
・抗生物質
・アスピリンなどの解熱剤
・強い健康食品
などは注意して服用したほうがいいように思います。ウクライナでの場合も、闇雲に出回っている抗生物質や解熱剤などの強い薬の影響もないとは言えないような気がします。
【追記】 アスピリンと書きましたが、要するに「非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)」と呼ばれている沈痛解熱剤で、ほとんどの解熱剤が該当していまいますが・・・。NSAIDsの一覧はこちらなどにあります。私は数年前、ボルタレンという NSAIDs で胃潰瘍になって死にかけたことがあります。こちらによると、
> アメリカでは年間に10万人以上が入院し、1万6千500人が死亡している。また、薬剤が原因の救急患者の43%をNSAIDsが占めている。
と、いずれにしても、あまりいいものではないのです。
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1918年のスペイン風邪を調べれば調べるほど、また、ちょうど昨日、立花隆さんのガンの番組をNHKでやっていて、それなどを見ても、「ケミカルな対症療法のヤバさ」を実感します。
スペイン風邪で死者を出さなかったケロッグ博士の療養所
ケロッグ博士は日本ではコーンフレークなどでしか有名ではないですが、19世紀の終わりから化学療法に頼らない健康療法の施設を運営していたことでも有名でした。一種狂った感じの健康療法は1994年のアメリカ映画「ケロッグ博士」などでも面白おかしく描かれていましたが、実は彼の健康施設では、1918年のスペイン風邪ではひとりの死者も出さなかったと言われています。
ケロッグ博士は1918年に「スペイン風邪の治療」という論文を書いていて、日本語の資料を探してみたら、スペイン風邪(1918年)で効果のあった治療法という記事にありましたので、記しておきます。
これを参考にされる必要はないです。
ネタとしてお読み下さい。
(ここから転載)
第一に、患者は1日に2回、水浣腸を行い、腸を洗浄した。1〜2リットルの温水を使用し、汚物が完全に取り除かれるまで、徹底的に腸内を洗浄した。発病のときから、完全回復するまで、浣腸は続けられた。
第二に、患者は、毎日3〜4リットルの水または果物ジュースを飲み、腎臓と皮膚を通じた排出を促した。就寝中を除き、30分おきにグラス一杯を飲んだ。糠などの繊維を、オートミールや米などの食事に混ぜ、腸の活動を促し、有害物の排出を促進した。
短めの温水浴(風呂)と「温毛布パック」で、熱と、背中や足の痛みを緩和させた。温毛布パックでは、毛布を熱水で濡らし、絞り、我慢ができるぎりぎりの温度にする。この温毛布で12〜15分間、身体をくるみ、更に外側を羊毛の毛布で覆う。頭部は温めないようにした。脈が速い場合、氷嚢を心臓の上に置いた。非常に高熱が出ている場合、温毛布パックの時間は4〜5分に短縮させた。
頭痛には冷湿布を使用した。熱が高い場合、短めの温毛布パックの後すぐに、冷湿布を使用して熱を下げた。
1918年の段階ではそれほど普及していなかったため言及されていないが、インフルエンザにかかった場合、砂糖、加工食品、ジャンクフードを避けるべきなのは自明である。これはインフルエンザに限らず、身体が警告を発しているときには常識である。患者たちは、熱が下がった後も、4〜5日を安静に寝て過ごした。
(転載ここまで)
まあ、ケロッグ博士は、「みんなで笑って健康になる」というような健康法をやっていた人ですから・・・。ただ、ケロッグ博士は「病は気から」というような言葉の概念を東洋以上に考えていた感じもいたします。

The Road to Wellville
▲ 映画「ケロッグ博士」より。女性が歌いながら「ワッハッハ」と笑う健康回復のシーン。ファン多し。
どんな病気でもそうですが、基本はちゃんと食べて睡眠をとるというのが何より大事だと思います。「病気を怖がる」のもストレスとなって悪い影響となると思いますので、そんな病気が流行していること自体を忘れるのも手だと思います。