以前、マーズの上でという記事を書いた時以来、火星の写真を眺めるのが趣味になっています。
NASA が火星の写真に着色していることも最近知ったのですが、これも最初は「また陰謀論か」くらいに思っていたのですが、日本人の方の「惑星テラ見聞録」というサイトのこのページでの検証で、NASA が火星の写真に着色していることは完全に間違いないということがわかりました。
データを送ってきた火星探査機ローバー自体のデータから検証しているので何の疑いもありません。
データは嘘をつかないというビデオで NASA の色補正をフォトショップで修正する方法が説明されています。

フォトショップを持っていれば誰でもできます。
例の火星の女性だの何だの言われている写真も補正するとこうなります。

ポーズは「あらやだ」ですが、顔は恐いものだということが判明。
NASA のこの件については面倒くさい話になりそうですのでふれないですが、その NASA が唯一、修正しないで公開した火星の写真があります。
こちら
です(オリジナルはサーバーになくなってしまったので、縮小版をこちらでアップしました)。パノラマ画像で大変広い範囲を撮影したものです。

写真クリックで拡大した写真が見られると思います。
この写真がほぼ火星の実際の色彩と同じということになりそうですが、これを毎日眺めていると、本当にいろいろと見つかって実に楽しいので、自分で見つけた一部を公開しようと思います。先日の記事で紹介したTHE DISCOVERY OF LIFE ON MARSより、わかりやすいかもしれないです。写真の拡大は Mac OS X付属のプレピューという簡単なソフトで行っていますので、拡大するとボヤけてしまいます。
なお、最初にお断りしておきますが、私は先日の記事以来、基本的に「火星には何かある」というグリグリの思い込みと確証バイアスの中とでこういうことをしていますので、私だけに見えているような単なる岩の影等がたくさんあると思います。
いろんな色があるところ
上のパノラマ写真はじっくりと見るのではなくパーッと全体的にまず眺めると、ふっと、「なんかこのへんがイヤな感じがする」という場所が出てきます。
たとえば、ここ。

なんかイヤな雰囲気が漂っています。
私には正直、「人っぽいもの」がいくつか見えます。
そこで拡大してみます。
こちらは中央。

これを見て思ったのは、「何かいる」ということ以上に、どうも「いろいろな色がある」ということとです。青やピンク、緑っぽいものもあるような感じがする。
どこまで光の影響でそれぞれの色が出るものかわからないですが、確かに何種類かの色が見えます。
こちらは左端の方を拡大。

うーん・・・あまりにも曖昧ではあります。
曖昧ではあるけれど、なんかいろいろいとありそうな雰囲気を感じる。
色がいくつか見えています。
ま、しかし、紹介する画像が今回は多いですので、どんどんいきましょう。
人間デザイン
岩の影ってのは4つ暗いところがあると、なんでもかんでも人間の顔に見えてしまうので、今回は「人間の顔っぽいもの」は極力排除しています。その中で、「どうしても人間のようなものに見えてしまう」という影がいくつかあります。
2つアップしてみます。
こちらは真ん中に後ろ向きに人が立っているように見えます。

拡大するとこんな感じ。

色がないので、これは岩の影の可能性があります。
第一、せっかく火星まで来て、そこにいる人が地球の人間と同じ形というのは夢がないし、人間デザインに見えるだけでしょう。
まあ、元型が宇宙すべてに通底しているのなら、人間と同じ形の生き物が他の惑星にいてもいいのでしょうが、今はそんな面倒くさい話を書いている場合ではありません。次にいきましょう。
あと、こちら。

これは拡大すると面白いですよ。

拡大率が大きいので、相当ボヤけてしまいますが、肌色と青い色があるのがわかります。
なんかこう、「ボヤけたまことちゃん」っぽい感じがしました。

自然にもできるだろうけれど
人間的なものとはまた別に、「なんとなく自然っぽくない」というものも結構あります。
これなんかは後ろに「引きずった跡」がついているんですが、そう思って見るとなんとなく「きかんしゃトーマス」っぽい。

拡大すると顔もトーマス。

他にどうも自然にはできにくそうなものを並べておきます。
なんか武器っぽいもの。

これは右のがギャートルズの家っぽいですね。

金属のかまくらっぽいもの。
穴が空いている岩の光り方が隣の岩とちょっと違うような感じがします。

拡大してみると、手前にあるものにも穴が開いているような感じもします。
手前にあるのは形自体が変だが。

生き物万歳
よくわからないけど、なんか生き物っぽいというものも散見されます。
これは見た時にすごく「イヤーな感じ」がしたもの。
全然何だかわからないですが。

拡大してもよくわかりませんが、ナンカ生き物っぽくも感じたり感じなかったり。

これは「振り返った牛の女性」っぽいような感じがするようなしないような。

ジュゴンっぽいもの。

個人的にはとても好きなのがこれ。
なんだかわからないけど、いわゆる宇宙人っぽい気がします。

処刑場のごとき
これらはほとんど岩の影だとは思うのですが、どうしても「人の首がゴロゴロしている」というように見える場所がやたらと随所にあります。2つほど。

拡大すると、こんな感じです。
首をはねられた上に焼かれて真っ黒になったイメージ。

これは最初から拡大したものです。
なんか顔っぽいのがゴロゴロと。

これはおかしな映画ばかり見ていた私の確証バイアスだと思いますが。
動いているようないくつかのもの
というわけで、あまりいろいろと紹介しても長くなるのでまたいずれということで、最後に奇妙に思ったことを。
上のパノラマ写真全体的に散見できることなのですが、「引きずった跡がある岩」と「それがない岩」があるということです。全部に引きずり跡が地面にできているのなら、強風などの影響で岩が動いているということなのでしょうが、地面を見ると、それがあるものとないものにわかれているんですね。

左側に砂がえぐられた跡がある岩がいくつもあるのがおわかりかと思います。
影は別にあるので、影ではないと思いますが、ただ、火星の表面への光の入り方が複数かもしれないので、影かもしれません。
ちなみに、この写真も中央やや左のあたりを拡大してみますと、なんかいろいろとある感じの色構成にはなっています。

やや右上の方には、こちらに手を振っているように見えなくもないものが。

「やあ、ローバーくん」(笑)。
悔しいのは、こんなのはずっと前から NASA で公開されていたもので、その時にもニュースやインターネットで見ていたはずなのに、「別に何もないんだろ」と頭から思っていた自分の想像力のなさと好奇心の欠如であります。実際の火星がどうであれ、面白いことですよ。
火星に何があろうと、実際にそこに行けることがあるわけでもないし、それはどうでもいいのだと思いますが、何かあると考えるのもまた楽しいことだと思った次第であります。見た目はグロテスクな連中が多そうですが、いざとなれば日本には大阪があります。