2009年06月03日

納豆のない世界への準備

この緊迫したご時世に申し訳ないタイトルですが(笑)、納豆を含む大豆の問題は絶対書くことになりそうでありまして、この「世界上げての景気回復プロパガンダ」の今だからこそ(どうして景気回復だと納豆?)書いておきたいと思います。

本当は、睡眠障害のことも書きたいと思っていました。

先日の記事のコメントから始まったことで、その後もコメントをたくさんいただいていますが(ご返答はもう少し読ませていただいてからいたします)、ここ数ヶ月経験していたほぼ毎日の夜中の目覚めに関して、どうやら他にも同じような方が結構いらっしゃる。

いろいろと書きたいのですが、ただこの問題といわゆる従来の「不眠」とを混同するのは問題があって、私自身には不眠の経験の歴史がないのですが、知り合いには結構たくさんおりまして、多くは「眠りに入れない」というほうの悩みであることは事実です。(一般的に「睡眠薬」と総称されるものも、医者から処方されるクスリは大抵は睡眠導入剤というもので、「眠くなる」タイプのもの)。

しかし、今話題になっている睡眠の問題は寝付きではなく、「起きてしまうこと」にあるようで、これを従来の不眠と混同してしまうと、不眠の方にも迷惑だろうし、私たちとしても「それは確かに違うかも」という感じで、結構難しい問題なので、考えてから書くかも知れません。まあ、「睡眠障害」というのは結果として睡眠時間が短くなることによる困ったことではあるのかもしれませんが(私は午後にボーッとする時間帯が出てきています)、症状としては「異常覚醒」に近い気はします。



部屋と納豆と私


昨年から今年にかけては、食糧の備蓄機運なども高まり、備蓄をされている方も多かったようで、また今でもたくさんいらっしゃると思います。私も2月から4月にかけて興味を失った時期がありましたが、まあ、今は興味はまたあります。ただ、もうスペースがない。
しかし、それ以上に、私にはひとつの懸念がありました。

天から下のような声がしたとしましょう(笑)。

「仮にコメがあっても・・・納豆がなくてそれでお前はいいのか?」と(どんな天の声だ)。
「そ・・・それは・・・・」
「お前はジョン・レノンのイマジンを知っているか」
「少しは・・・」
「歌詞を変えてみよ」
「とおっしゃいますと・・・?」

想像してごらん 納豆なんてないんだと
やれば簡単でしょう?
ごはんの上に納豆なんてないし
お膳の上には ただ醤油があるだけ
さあ想像してごらん みんなが
ただネギを切っているって...

ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル



なんの話だか全然わからなくなりましたが・・・進めましょう。

こんなタイトルのモノを書くと異常に納豆が好きな人に思われるかもしれませんが、前提として、私は決して「世の中で一番好きな食べ物が納豆」ではないし、納豆が「明日地球が滅びるときに食べたい食べ物ナンバー1」でもないと思います。

むしろナンカこう・・・蔑んでいる部分さえあるかもしれません。

「なんだよ、お前、納豆のくせに」みたいな。

では、そんな蔑んでいる納豆との付き合いの頻度なのですが、今回の記事を書くに当たって、バーッと思い出してみたんですが、多分、「5月の朝食は全部納豆を食べている」はずで、それは4月も3月も同じだったと思われます。つまり、ずーっとです。

納豆は朝食に偏るかもしれませんが、1年で300回くらいは食べているんですね。特に朝食では「その確率ほぼ99%」です。奥様や子どもがパンだの食べていても、私はご飯を食べるのですが、まあ、そういう頻度なのです。

ですから、納豆は「世の中で一番好きな食べ物」でも「明日地球が滅びるときに食べたい食べ物ナンバー1」でもないですが、「目の前から消えると困る」ものとはいえます。

長年付き合って、すでに緊張感がなくなっているカップルというのはよくいます。
男性の方は何となく「適当にやってても彼女はいなくなったりしないしな」と勝手に思いこんだりしていますが、彼女はそんな緊張感のない生活に実は飽きてきているかもしれないのです。

その彼女が今回は納豆、あるいは大豆に相当します。
私にとってのかなり大きな危機とは言えます。

どのくらいの危機かも一応書いておきます。



大豆は今


このブログにもずっとサイドのバーに「食料自給率」のグラフを載せておりますので、ご存じの方は多いと思いますが、ここでは大豆に関してだけのことを少し書いておきます。

まず、大豆の自給率については他の農作物と同じで、これはお話になりません。
このグラフを一目見るとわかると思います。
2006年のものですが、特に改善しているということはないはずです。

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帝国書院 統計資料 より「大豆の生産トップ10と日本の輸入先」より


小麦などでは比較的「仕方ないかな」と思っていた私も、この大豆の自給率の事実には相当イライラ感を覚えます。味噌と醤油がなければ、食生活が成り立たない民族の実態がこれ。
あり得ない。

輸入先は、アメリカがダントツの一位で、以下、

ブラジル
カナダ
中国
アルゼンチン

となっています。
一番の問題は、ほとんどアメリカから輸入しているという衝撃的な事実に尽きるわけで、アメリカに何かあれば大豆の流通は危機的になるかもしれません。

しかし、他の国のリストを見ても、かなり危うい輸入状況だということが、干ばつマニア等の方ならピンとくるのではないでしょうか。ブラジル、中国、アルゼンチン・・・・。

この国たちに昨年来、何が起きているか。

収穫はその時になってみないとわからないので、不作になるというようなことは言えないですが、ただ、カナダ以外の上の3つの国は、なかなか厳しい状況かもしれません。

参考になるニュースとして、

(ブラジル)

» ブラジル南部が80年ぶりの深刻な干ばつ
» ブラジル北部では洪水

(中国)

» シカゴ穀物先物、中国の作付減少と需要増大で大豆が7ヵ月ぶりの高水準
» 中国の主要大豆産地の黒竜江省で干ばつが継続しており、耕地の45%以上に影響

(アルゼンチン)

» アルゼンチン 100年来の干ばつで小麦は半作 トウモロコシ・大豆も大減収


なお、アメリカの干ばつもカリフォルニア州などでは結構ひどいみたいで、フジサンケイビジネスiの記録的干魃 経済むしばむ 加州、農業マヒで失業者急増という最近の記事があります。大豆への影響は不明。


納豆の未来はあまり明るくないようなのです



そんなわけで自分で作ったりしています


まあ、本当に世の中が大変なことになって、納豆どころではなくなった時にはもうどうでもいいのですが、何となく流通が混乱したり、食料価格の問題などが起きた場合に、「納豆をなんとかしたい」というのは昨年からの切実な願望でした。

しかし、行動の遅い私は最近になって、やっと「納豆の製作」を始めたのですが、まあ、皆さんご想像の通り、美味しい納豆などそうそう簡単にはできません。

しかし・・・!
意外なことに「おいしい」ということを別にすれば、「わりと適当に作っても納豆は家で作れる」という事実を知ることになり、それだけでも未来に安心感を持てます。目を閉じて、「ふっ・・・。太陽フレアでもなんでも来やがれってんだ」という気分にもなれるのです。

納豆の作り方自体はインターネットにいくらでも詳しいページがありますが、私と同じように狭いところに住み、また、納豆を食べる人数が少数で、作る理由が「緊急用」というのでしたら、発酵にヨーグルトメーカーを使う方法でもいいかと思います。

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▲ 私の使っているヨーグルトメーカー。ヤマゼンというよく分からないメーカー。仕組みは「中をずっと40度に保つ」だけです。


他に、必ず必要なのは「納豆菌」ですが、これは市販の普通の納豆にあるので、それを使う方法でもいいらしいですが、こちらとしては「それがなくなる状況」を考えてるいるので、納豆菌そのものを購入して保管しています。

納豆菌そのものはあまり売っていないですが、私の知る限り、

インターネットでは、楽天内のマミーショップ - 納豆菌 粉末タイプ 3g(この3グラムで納豆30キロ分を作れるそうなので、個人なら一生分かもしれません)。
あと、成瀬発酵化学研究所に返信用の封筒と料金分の切手を入れて郵送すれば送ってくれます。こちらは一応問い合わせてからの方がいいかと思います。


納豆作りは失敗しても「茹でた大豆であることには変わらない」ので、つまり食べられるので、チャーハンなどの具にしたり、本物の納豆に混ぜて増量用にしたりできます。

なお、ポイントだと思われるのは、

・柔らかく煮ること(煮すぎでグチャグチャになるくらいでもOK)
・使う器具の何から何まで殺菌すること(熱湯での消毒)


でしょうか。
枝豆くらいの硬さでは硬すぎます。

ちなみに、納豆菌というのは100度でも死なない屈強な菌なのですが、その理由が「他の菌に弱いから」みたいなんです。つまり、100度だと他の多くの菌は死んでしまうので、その中でこそ納豆菌は生きていけるのです。この「100度でも死なない特性」を他の有害な菌が獲得したらえらいこと。(100度で死なないノロウィルスとか

なんか不思議ですね、納豆菌って。
それを見つけた人間の方が不思議なのかなあ。



[追記] コメントでいただいたのですが、納豆菌はパン酵母などに影響を与えるというようなことがあるそうですので、パン等をよく作られる方は注意していもいいのかもしれません。確かに菌の世界にはいろいろと相互作用などがありそうです。



[追記]大豆とハイパーインフレ (06.04)

タイムリーといっていいのかどうかわからないですが、ヤスの備忘録が更新されていて、そこにクリフ・ハイのネットラジオでの「大豆関連」の発言が載せられています。

今まで何度も WebBot に出てきている「デリパティブ(金融派生商品)の崩壊」に関して、「大豆の先物関連のデリバティブの崩壊がきっかけで、他のデリバティブの本格的な崩壊につながる」というようなことが書かれてありました。大豆の先物が崩壊したら流通ってどうなるんでしょうかね。そのあたり詳しくないので、よくわからないです。

ちなみに、「デリパティブ」というのはご存じない方のために書きますと、これが一昨年からずっと金融危機の根本あたりの部分を揺さぶり続けている詐欺的な金融商品のジャンルのことで(詐欺「的」であっても、詐欺ではないのが悔しい)、平たくいえば、すべての先物取引(と呼ばれる博打)、すべてのスワップ取引(と呼ばれるインチキ)などがそれに当たり、「それらは崩壊する」という予想は WebBot だけではなく、普通の経済予測の中でも根強いです。

これらの問題は取引額が莫大で(何千兆円から何京円という規模らしいです)、また正確なところが掴めていないところです。

この中に、これから弾けて世界を焼き尽くすかもしれない商業不動産バブルと並んで、「CDS」という名前の最悪の金融核爆弾が眠っています。


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posted by noffy at 00:06 | 雑記