2009年01月27日

伊勢を横目で見つつ井草参りを

昨日、寝る前にベッドの横の棚を見たら、しりあがり寿の弥次喜多in deepが目に入りました。3〜4年くらいに前に奥様が買ったもので、当時、奥様より私が熱中して読んだ漫画です。(しりあがり寿は大学の時に「エレキな春」を読んだっきりで、読んだのは二十数年ぶりだった)

「弥次喜多in deep」は、映画化とかもされた人気ギャグ漫画「真夜中の弥次さん喜多さん」の、本人の作による文字通りのディープバージョン。

内容はうまく説明できないですが、「お伊勢参りに向かう弥次さんと喜多さんが不思議な旅を続け、次第に死と観念の世界に足を踏み入れたことにより、弥次さんと喜多さんの存在が抽象化していき、全人類の共通観念自体を危うくしていく」というような話になりますかね。

最終的には、邪神と化した喜多さんと死者の国から再生した弥次さんが、宇宙の概念と存在を賭けて戦い、しかし、その争いの果てに"宇宙の存在がリセットされてしまう"(その後に彼らの「観念により」世界は再生される)」というような、ちょっと難解な展開を持つギャグ漫画です。

まあ、この漫画の話は書いても長くなりそうなのでアレですが、今も発売されているので、ご興味のある方はどうぞ。


弥次喜多 in DEEP


結構長い話で、3巻と4巻(終巻)は電話帳のような厚さです。その3巻と4巻に壮絶なクライマックスと宇宙の再生の話が書かれています。


さて、なんの話でしたっけ?

あ、そっか。

つまり、その弥次喜多はお伊勢参りのために旅をしているわけなんですが、昨日、弥次喜多 in Deep の表紙を見て、漠然と「ああ、お伊勢参りか・・・。今ならしてみたい」という気持ちにもなったりしたわけです。

ちょうど、Wail in the Spritsで、ビートたけしが初めて伊勢神宮に赴いた話が出ていました。たけしは「ココは家内安全とか願い事をするとこじゃねーな、なんか前に立たさせて頂いているって言う感じだよ」と言っていたのだそう。

で、まあ、どうやって行くかとか、いろいろ調べてみたんですが、検索してどんどん出てくるのが「お伊勢参りツアー」。
そして、その写真。

DSCF1783_640.jpg

これじゃ・・・「なんか前に立たさせて頂いているって言う感じ」にはならない。観光地という側面が強くて、厳かな感じを体験するというのは、私のような一般民には難しいのかも。

また、あるツアーのページには「神聖な参拝のため、男性・女性ともに正装(スーツ、男性はネクタイ着用)をご用意ください。Tシャツ、ノースリーブ、ジーンズ、草履、サンダル類やスニーカーなどでの参拝はできません」などと書かれてある。

まあその・・・正装という表記はいいとして、神様の前に立つのにスーツとネクタイが正装に当たるのかよ! と思わずにはいられないわけでした。

これならわかるけど・・・。

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〜美母呂の宮〜◇◆嶋田宮◇◆の宮司&陰陽師【嶋田秋成】の徒然より。



理想論といわれるかもしれないですが、たとえば、もし、「想像を絶する貧しい環境で生まれた人」がいて、その人は生まれてから捨てられていた泥だらけのシャツとズボンしか着たことがなくて、しかも、「公式の場での格好」なんて教育も受けられなかった。

その人がある時に、「私もお伊勢参りをしたいな」と思ったとする。

「お伊勢さんにお参りするのだから、いつもみたいな汚い格好じゃダメだ。よし、アレを着よう」と、その人は「何かの時のために」とっておいた何年か前に捨てられていたTシャツとジーンズをついに出すことにした。それは新品として捨てられていてもので、その人の持っている着るものの中ではもっとも清潔で美しい。

「今こそあれを着よう」と。

でも、伊勢神宮に行ってみたら、「それじゃお参りできません」と言われてしまった。

と、なんかそんな感じの思いを一気に感じてしまいましたよ。


うわああああ、もう話が逸れに逸れている。


日常的になってきた井草八幡宮参り(Nevada風)


今日はただ日記を書こうとしたわけなんですが、つまり、伊勢参りは「無理っぽい」と思ったので、また徒歩で行ける井草八幡宮に行くことにしました。昨年こちらに書いたのと同じで、主な目的は、その近くのホームセンターです(井草八幡宮、すみません)。

初詣以外の神社というのは、静かで穏やかで、本当に気持のいいところです。

境内への道を歩いている時は、前に書いた「Faith」という言葉が当てはまります。何にも警戒する必要がないわけので、安心していて落ち着いて、しかもナンカに包まれている感じは確かにあるわけで(単に高い木に囲まれているだけとしても)。

最近は、ここでお参りするときは「助けられる人を助けられますように」という、わりと全人類的なお願いをしていたのですが、今日は変わって、相当利己的なお願いになっていました。

今回は、

人類の進化の時を見てみたいです。その時まで生きようと思います

と、お願いというか宣言してみました。

ナンカもう、今流れている世の中はとりあえずそれはそれ。
せっかく神社に来ているのだから、「トンデモないことでも何でも言ってやれ」ということかもしれません。


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posted by noffy at 19:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ペアである自分
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